World-世界-

第一次核大戦以降、世界は三大勢力と呼ばれる国と、それ以外の第四世界と呼ばれる国へと分割された。

三大勢力

Three Major Forces

Pacific Rim Trust

パシフィック・リム・トラスト(PRT)

パシフィックリムトラスト(PRT)はアメリカ、オーストラリア、日本を中心とした環太平洋の国々で構成される共同体である。
人口は約5億8000万人
首都はニューヨーク。最大都市は神戸(人口:約950万人)
世界最大の規模を誇り、第一次核戦争後の世界では世界の中心的な存在として君臨している。
軍事規模も最大を誇り、特に海軍戦力は他勢力の比にならないほどの軍事力を保有している。
また傭兵経済においても、数多くの民間軍事企業が本拠地を置いている。
アンドロイド技術においては世界でも屈指の物を持っているが、AIや人工身体に関わる医療技術に関しては他勢力に一歩遅れている部分がある。

Eurasia Union

ユーラシアユニオン(EAU)

ユーラシアユニオンは、欧州のほぼ全域、地中海周辺域、ロシア西部で構成される共同体である。
人口は約4億3000万人
首都はポツダム。最大都市はロンドン(人口:約1500万人)
第一次核大戦の被害が強く残っており、現在でも復興活動が行われている。
軍事的には、核大戦下で最も実線を積んだ軍隊であり、現在においてもその練度は高いとされる。
AIなどのサイバー技術はほか勢力より抜きんでており、世界的なシェアを持っている。

Joint China Group

共同中華圏(JCG)

共同中華圏は、中国全域、ロシア極東部一部、東南アジア、中東の一部で構成される共同体である。
人口は約18億人
首都、最大都市共に重慶(人口:約1300万人)
第一次核大戦の被害を最も多く受けた地域で、国内には汚染による避難エリアが多い。
軍事力ではPRTに次ぐ勢力を持っているが、旧式化した兵器も多く、近代化に一歩乗り遅れている部分がある。
人工身体に関わる医療技術はトップクラスを誇っている。機械歩兵の人数も多い。

第四世界

4th World

African Union

アフリカ共同体(AU)

戦争の発端となった国家である。戦後は体制が崩壊し、難民や紛争などが続いている。
一部では核技術が流出したとされ、各勢力が取り締まりの強化を行っている。
首都はケープタウン

independent country of Siberia

シベリア独立国(ICoS)

戦後に独立の意思が強かった旧ロシア構成国が集まってできた国。
資源を豊富に持っており、それをもとに外交を行っている。

Daryastan

ダルヤスタン共和国

ダルヤスタンはペルシャ湾に面している国である。
古代から土壌の良さや、近代では石油を背景に様々な国から侵攻を受けた歴史を持っているが、現在(2050年現在)まで独立を守り抜いている国である。
古代から傭兵を用い国の防衛を行っていた国家で、現在も国軍の規模こそ小さいが、石油マネーを用い、世界各国から傭兵を徴用し国の防衛を行っている。
EAU・AU戦争から続く第一次核大戦においても、AU勢力による攻撃を受けたが、PMSCsの活躍により、侵攻を退ける事に成功した。

また世界共通通貨の『AWM』はこの国の技術者によって作られたもので、世界の経済事情を握っている。

Shamshir
Mercenary Special Administrative Region

シャムシール傭兵特別行政区

シャムシール傭兵特別行政区(シャムシール特区)は、ペルシャ湾に作られた人工島に存在するダルヤスタンの特別行政区である。本国とは二つの橋で繋がっている。
ダルヤスタン政府によって首長が任命され、首長をトップとしたシャムシール特区議会によって運営されている。
2005年にダルヤスタンの経済特別行政区構想により、人工島都市建設が開始され、2018年に完成した。
ダルヤスタンの傭兵をはじめ、現在ではアフリカや中東域へのアクセスの良さから、世界各国のPMSCsや傭兵が駐屯している。
傭兵にとっては情報交換の場でもあり、各勢力のリクルーター等も拠点置いているためか、情報の交換や商談が行われている。
特区らしく独自の憲法を持っており、傭兵に関することが多く記述されている。

港湾部は大型船舶が接岸可能となっており、各PMSCsの補給の拠点ともなっている。
あくまで傭兵支援用の特区であるため、ダルヤスタン以外の軍艦は基本的に接岸できない。

Middle East

中東地域

石油エネルギーを中心に独立を保っており、各勢力の介入を受けながらも独立を保っている地域が多い。
また、それが理由で戦争に発展することもしばしばみられる。

South America

南米地域

PRTに参加しなかった地域はいまだに独立を保っている。一部地域ではカルテルや違法物の売人が幅を利かせており、たびたび抗争が見られる。